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[アルブミン] 動植物の細胞、体液中に含まれる一群の可溶性タンパク質の総称です。構成アミノ酸にはグルタミン酸、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシンなどが多いです。皮膜形成作用や皮膚へのコンディショニング作用があります。 [アロエベラエキス-1] ユリ科植物キダチアロエやアロエベラの葉、または葉汁を乾燥させたものより抽出して得られるエキスです。成分としては粘液質の多糖類とアロエエモジンの前駆物質を含みます。胃腸薬、やけど、きり傷、すり傷などに粘液を塗布するなど昔から民間薬として伝承されており、皮膚の損傷の治療効果ができます。保湿効果や消炎効果もあり、化粧水やクリームなどに広く使用されています。 [水溶性コラーゲン] ヒラメの魚皮または浮袋から抽出された海洋性のネイティブなコラーゲンです。コラーゲンはヒトその他の動物体内に広く存在する繊維状蛋白質です。皮膚を構成する最も重要な蛋白の一つで、真皮の網状層をはじめ、骨髄や腱などに多く分布しています。皮膚がスベスベとして弾力性があるか、たるんでシワが寄っているかは、真皮の結合組織の70%を占めるこのコラーゲンの常態と極めて関わりが深いです。 [アーモンドエキス] 植物由来のバイオポリマー新素材で、皮膚に最適なリフティング作用を発揮します。アーモンド由来のタンパク質を高分子化して、ハリがあるキメの整った肌をもたらす作用があります。脂質との親和性が高いため皮膚への吸着作用をもたらします。立体構造からなる高分子のため持続性ある皮膜を形成します。 [ポリクオタニウム-51(リピジュア)] この原料は人工の細胞膜を作れる素材です。生体を構成する最小単位の細胞は、生命維持のために多様な働きをしています。細胞が働きその形態を維持し役割を全うするには、当然細胞同士の相互連携が必要となりますが、その役割は細胞膜が引き受けています。この脂質二分子膜の細胞膜(生体膜)の構造に着目してできた水溶性ポリマーがリピジュアです。リピジュアは高い吸保湿性があります。ヒアルロン酸と比較して最も大きな違いは、塗布後に水洗いしても吸保湿能が保たれることです。 [ヒアルロン酸Na] この原料は乳酸菌の一種を用い、多糖精製技術により生産された高純度ヒアルロン酸です。皮膚の真皮内に存在するヒアルロン酸は、ムコ多糖体の一つで有水性が高く、多量の水分を保ち肌を瑞々しく保ちます。空気が乾燥していても角質層から水分をあまり放出せず、高い湿度でもあまり吸湿しない性質を持っています。ヒアルロン酸Naは1gあたり100mlの水を保有する力があります。水分を保有することにより、細胞に適切な湿潤環境を与え、細胞表面の生理現象を円滑にします。いわゆる、皮膚組織に存在する細胞間脂質に潤いを与え、皮膚全体を綺麗に整えます。 [プラチナ微粒子(白金原水)] プラチナは装飾品としての価値が認められていますが、ナノテクノロジーにより超微粒子(白金のナノサイズコロイド)の2ナノサイズになることで、人の正常細胞と同じレベルのマイナス40mVの電位を持ちました。痛んだ肌はその電位がなくなっているのです。プラチナの粒に水分子が取り囲み、肌の水分を通じて酸化して電気的に崩れた細胞を元に戻し、肌本来の活性代謝促進力を引き出します。さらにシミ、シワ、ソバカスなどの原因とされる活性酸素を半永久的に連続で除去し続け、肌の老化を防ぎます。 [コエンザイムQ10(ユビキノン)] コエンザイムQ10は人間の体内にも存在する補酵素の一つで、ビタミンEのような働きを持っており、エネルギーを生産するために必要不可欠な成分です。また強い抗酸化作用があり、老化の要因である活性酸素を除去して細胞や組織を守り老化防止に役立つほか、免疫機能を高める働きもあります。 [α-アルブチン] コケモモやウワウルシ、西洋梨などの植物の葉や皮に含まれています。メラニンの合成を抑える作用があります。チロシナーゼの働きにより、チロシンを原料としてメラニンが作られるのは、チロシナーゼが酸化を促すためです。アルブチンはチロシナーゼの活性を抑制することにより、メラニンの生成を抑え、美白効果が認められています。 [ミリセリン] ミリセリンはシロコヤマモモより抽出し精製されたもので、フラボノイド類であるジヒドロミリセチンを主成分としたものです。ミリセリンには脂肪分解作用、脂肪蓄積抑制作用、脂肪蓄積細胞減少作用があり、これら3つの作用から脂肪を蓄積しにくくさせ、より効果的な効能が期待できます。スリミング化粧品にはミリセリンのような効果を持つ成分が主に配合されています。 [植物性乳酸菌発酵液(豆乳発酵液)] この原料は、良質な大豆から取った新鮮な豆乳から造られていて、イソフラボン類が含まれているので女性ホルモン作用(抑毛効果)があります。女性ホルモンであるエストロゲンは酸化による老化を防ぐ効果が期待できます。さらに、シワ改善に有効なビタミンA酸(レチノイン酸)作用があります。レチノイン酸は光老化によるシワの修復に効果があると報告され、アメリカではシワなどの光障害改善薬として医薬品に認可されています。このレチノイン酸はコラーゲン産生を促進する作用もあります。 [ダイズエキス(フラボステロン)] この原料は、日本産の大豆に限定し、特殊な方法で抽出したエキスです。大豆は10世紀の昔から貴重な栄養源でもあり、民間薬としても煮汁を服用すれば全ての毒を去ると言われ、食中毒、薬害や胃腸を整え鬱血を散らす、不老長寿の錠剤などにも使用されたようです。化粧品としては角質の水分含有量の上昇を導く効果があるため、保湿作用や強いメラニン抑制作用も期待できます。また、女性ホルモン作用(抑毛効果)もあります。 [パパイン] パパインはパパイアの果実の乳汁から得られるタンパク質分解酵素です。このタンパク質分解酵素は皮膚および体毛ケラチンに対する軟化活性を有します。この活性は古くなったケラチンや沈着した色素、他の老廃物の落屑促進に効果があります。さらに、ヒゲ剃り後などの発毛を遅らせたり、毛を薄くする効果があります。 |